ヘディスについて
ヘディス(HEADIS)とは?
「ヘディス(HEADIS)」は、2006年、当時ドイツの大学生だったレネ・ウェグナーが発案した新スポーツ。卓球台をはさみ、直系15.9㎝の専用ボールをヘディングのみで打ち合う、いわば“ヘディング卓球”です。
ルールも卓球とほぼ同じで、一般的な卓球台と専用ボールさえあればすぐに始められるシンプルさと、全身を使ってボールを打ち返すダイナミックな競技性が人気となり、近年にヨーロッパ諸国で競技人口を増やしています。
さらに、ボルシア・ドルトムント、ハノーファー、マインツといったブンデスリーガのプロサッカーチームが練習に「ヘディス(HEADS)」を採り入れているほか、15の大学で体育の授業のプログラムにも採用されています。
老若男女・運動能力を問わず参加でき、広いスペースや新たな設備の導入も不要であることから、スポーツ施設や娯楽施設を運営管理する自治体・企業などからも、遊休施設の有効活用につながるスポーツとして注目されています。
ヘディス(HEADIS)のルール
用具
- ・直径15.9cm、重さ100gの専用ゴム製ボールを用いる。
- ・卓球台は卓球用のものを用いる。
- ・ネットは専用のネットを用いる。
得点(セット)
- ・2セットを先に取った方が勝ちとなる。1セットは11ポイント先取となる。
- ・双方が10ポイントで並んだ場合(デュース)は、先に2ポイントを引き離した方がそのセットを取る。
サーブ
- ・サービスは3ポイントごとに交代となる。スコアが11:10となった場合、その後は2ポイントごとに交代となる。
- ・セットの最初のサーブは交代で行う。
- ・サービスはまず自分コートで1回跳ね、相手コートで1回跳ね返るように行う。サーブミスは相手のポイントとなる。
- ・ネットインやボールが相手側の卓球台のエッジに当たった場合、サービスが繰り返される。
- ・卓球のサーブ領域は無視される。
レシーブ|ラリー
- ・相手コートで跳ねるように返せば成功となる。失敗した場合は相手のポイントとなる。
- ・ノーバウンドで直接返すことは認められる。(ヘディングボレー)
- ・ヘディングボレーを行った後は、体の一部を床に触れさせなければならない。※プレーヤーが卓球台に残ったままプレーを続けることを避けるため
- ・サーブレシーブ時のヘディングボレーは認められず、相手側のポイントとなる。
- ・ネットインは認められる。
- ・エッジボール(台のふちにボールがあたること)は認められる。
- ・返球が天井や照明に当たった場合は相手のポイントとなる。
コートチェンジ
- ・1セットごとに両選手はコート(エンド)を交代する。
- ・最終セットでは、どちらかの選手が5ポイントに達した時点でコート(エンド)を交代する。
タイムアウト
- ・プレーヤーは1試合に1回、1分以内のタイムアウト(休憩)をとることができる。
- ・各セット間には、1分間のタイムアウト(休憩)が入る。
ダブルス
- ・サービスは2ポイントごとに交代となり、交互にサーブする。
- ・サーブレシーブはいずれの選手から行ってもよい。
- ・ラリー中は、交互に返球する。
その他
- ・プレーヤーは、体のどの部分が卓球台に触れてもかまわない。
- ・ボールが体の頭以外の部分に触れた場合は、相手の得点となる。
- ・プレーヤーはフェアプレイの精神をもって、競技を行うこととする。